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画狂人北斎的一生
浮世繪之美 - vol.a21
転居癖
『葛飾北斎伝』には狂言作家である四方梅彦の話として75歳までに56回の転居、生涯に93回の転居を行ったと記載がある。これを根拠として転居癖があったとされているが、具体的な数字に関して『葛飾北斎伝』には根拠が無く、信憑性に欠けるとの指摘もある。同様に日に3度転居したという逸話に関しても、北斎の奇人さを補強するエピソードとして検証されることなく紹介される傾向にある。ただし、北斎が転居をたびたび行っていたという事自体は当時から良く知られていたようで、曲亭馬琴の『曲亭来簡集』などでも取り上げられている。また、当時の著名な文化人の住所を記した『広益諸家人名録』の天保7年版では、全473人中で唯一、居住不定と記されている。

「転居三百」という諺があるほど、当時の引っ越しには300文ほどの出費が必要だった時代に、度重なる転居を続けた理由についても、彼自身と、離縁して父のもとに出戻った娘のお栄(葛飾応為)とが、絵を描くことのみに集中し、部屋が荒れたり汚れたりするたびに引っ越していたという話や寺町百庵に倣って百回の転居の後に死にたいという北斎の願望などが『葛飾北斎伝』に記されている。

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浮世繪之美

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