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日本的民藝陶- 愛知県 犬山焼 いぬやまやき

尾張国犬山付近の今井村、後に丸山村(愛知県犬山市今井)で焼いた陶器。奥村伝三郎が初代。初めは土器であったが、天保六年(一八三五)から赤絵付陶を作った。桜花と楓の絵、あるいは中国産の、いわゆる呉須赤絵のものが多い。〔尾張名所図会(1844)〕

尾張国丹羽郡の犬山城に近い丸山(愛知県犬山市丸山)の陶窯のもので、丸山焼の別称があります。
宝暦年間(1751-64)の創始で、初め犬山の東四キロの同郡今井村(犬山市)で焼き出しました。
1810年(文化七)犬山城の東の丸山に移り御庭焼と称して茶器類を焼き、のちに粟田風の陶器をも焼きましたが、天保(1830-44)初年には犬山城主成瀬正寿が奨励保護して春日井郡志段味村(名古屋市守山区上志段味)から陶工を招き、また名古屋から陶画工道平を招いて赤絵呉須風のものを描かせました。
京都の尾形乾山の風に倣い俗に犬山乾山の名があります。
1836年(天保七)正寿の意匠により花紅葉を描かせ、雲錦模様と称して売り出したものが世間で賞賛されました。
明治維新後尾関作十郎がわずかに販路を開き、1888年(明治二一)には士族就産金で犬山陶器会社を起こしたが振いませんでした。
(『工芸志料』『写本日本陶工伝』『陶器類集』『日本陶器目録』『日本工業史』)
鶴田 純久


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